家電製品の中には、アース線の接続が義務付けられているものがあります。ここでは、アース接続が必要な主な家電製品と、その理由について解説します。まず、一つ目の家電製品は、洗濯機です。洗濯機は、水を使用する家電製品であり、内部で漏電が発生する可能性が高いため、アース線の接続が義務付けられています。洗濯機の筐体が、金属製である場合も、感電のリスクがあるため、アース線の接続が必須です。二つ目の家電製品は、冷蔵庫です。冷蔵庫は、常に電源を入れた状態で使用する家電製品であり、内部で漏電が発生するリスクがあります。冷蔵庫の筐体が、金属製である場合も、感電のリスクがあるため、アース線の接続が必須です。三つ目の家電製品は、電子レンジです。電子レンジは、高周波の電磁波を使用するため、漏電が発生するリスクが高いと言えます。また、電子レンジの内部には、高温になる部品もあるため、火災のリスクも考慮し、アース線を接続することが推奨されています。四つ目の家電製品は、エアコンです。エアコンは、水を使用する家電製品であり、内部で漏電が発生するリスクがあるため、アース線の接続が推奨されています。特に、水を使うドレンホースの近くには、水漏れによる感電リスクがあるため、アース線の接続は重要です。これらの家電製品以外にも、金属製の筐体を持つ家電製品や、水を使用する家電製品は、アース線を接続することが推奨されています。まず、アース工事の費用相場ですが、アースターミナルを設置する場合は、1箇所あたり1万円から3万円程度が相場です。アース付きコンセントを設置する場合は、1箇所あたり1万5千円から4万円程度が相場です。アース棒を設置する場合は、1箇所あたり3万円から5万円程度が相場です。ただし、これはあくまで目安であり、工事内容や、設置場所、配線状況によって、費用は変動します。次に、アース工事の費用の内訳についてです。1つ目は、材料費です。アース線や、アース端子、アース棒などの材料費です。2つ目は、工事費です。アース線を配線したり、アース端子を取り付けたりする工事の人件費です。3つ目は、出張費です。業者が自宅まで出張する際に発生する費用です。これらの内訳を参考に、複数の業者から見積もりを取り、料金を比較検討することが重要です。また、見積もりには、追加料金が発生する可能性があるかどうかも確認しておきましょう。