物理的な力で詰まりを取り除く方法として、ワイヤーブラシ(またはパイプクリーナーブラシ)も非常に有効です。これは、柔軟性のあるワイヤーの先端にブラシやフックが付いており、排水管の奥まで挿入して詰まりを直接掻き出すことができる道具です。使用する際は、まず排水口のフタやヘアキャッチャーを取り外し、ワイヤーブラシをゆっくりと排水管に挿入していきます。抵抗を感じる場所が詰まっている可能性が高いため、そこでワイヤーを回転させたり、前後に動かしたりして詰まりを崩します。髪の毛などが絡まっている場合は、ワイヤーのフックで引っ掛けて引き出すことも可能です。この方法は、特に髪の毛による詰まりに効果的ですが、排水管を傷つけないように慎重に作業を進める必要があります。無理に押し込んだり、強い力で操作したりすると、排水管内部を損傷させるリスクがあるため、注意が必要です。浴槽の詰まりは、日々の少しの心がけで大幅に減らすことができます。最も基本的な対策は、ヘアキャッチャーをこまめに掃除することです。髪の毛が排水管に流れ込むのを防ぐことで、詰まりの原因の大部分を取り除くことができます。入浴後や、せめて週に一度はヘアキャッチャーに溜まった髪の毛を取り除き、清潔に保ちましょう。また、定期的に排水口にぬるま湯や、月に一度程度重曹とクエン酸を使った洗浄を行うことも有効です。これにより、石鹸カスや皮脂汚れの蓄積を防ぎ、排水管内をきれいに保つことができます。さらに、入浴剤によっては、排水管内で固まりやすい成分が含まれている場合があるため、使用を控えるか、使用頻度を減らすことも検討しましょう。小さな習慣の積み重ねが、快適なバスタイムを維持することにつながります。